岡中B方式・岡白の理科を解いてみました

平成28年度岡白理科解答

平成28年度岡中B方式理科解答 追記2016/2/15 訂正:大問3の(3)は100mlでした。

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

早速ですが、岡白入試を終え、うれしい知らせが次々届いています。

 

そこで、岡中B方式と岡白の理科をedisonが解いてみました。

今年は、基本問題が多く、ファイナルチェックカードや過去問でしっかり基礎固めをしていれば

かなり高得点をゲットできたと思います。

 

以下は、簡単な分析です。

 

岡中の問題について

○大問1
メダカの成長と飼い方
・基本問題である。小5で冬期前に習った分野を見直しておけば完答できる。
○大問2
四季の植物+太陽高度
・特殊な植物は出題されていない。
・影の長さによって木の高さを求める問題は、算数と同様「相似」を使うが、計算ではない。
○大問3
塩酸とアルミニウムの反応
・限界量の塩酸が表記されていないことに注意。気体の増える割合によって塩酸の限界値を求める。
・アルミニウムの量が2倍になると、塩酸の限界量も、気体の発生量の限界も2倍になる。
○大問4
二酸化炭素の発生の実験
・実験1⑴〜⑶は基本問題である。
・実験2の実験装置は応用問題を解いたことがあれば、目にしたことがあるはず(鎌倉学園中の過去問で出題されたことがある)
二酸化炭素を水に溶かさずに集める装置である。二酸化炭素は空気より重く、空気の入ったフラスコに
下から溜まっていくことに注意。発生した体積は、メスシリンダーに溜まった気体の体積に塩酸の体積も含まれることに注意する。
○大問5
水の流れと川の様子
・グラフから川の傾斜をイメージできれば容易である。
○大問6
月の満ち欠け
・日の出と日の入りの時間から日中の時間を求める計算がすぐにできれば、昼の時間が14時間程度であることが
すぐにわかる。また、月齢8.1〜月齢15.1の間に日中の時間が減少していることもわかるので、夏至以降である。
・月の自転と公転の関係によって、月が常に地球に同じ面を向けていることを理解していればすぐに解答できる。
○大問7

・「コップを叩いた時、水が多く入っている方が低い音が出る。」などの基本問題である。
・かみなりの音は問題文に多くのヒントがあるので、計算ミスのないように注意。
○大問8
川の流れと船
・算数の問題である。船の速さは上りでは静水時−川の流れ、下りでは静水時+川の流れ
となることを利用した問題。計算ミスに注意。

全体的に基本問題である。記述もないので、問題文を精読すること。

53問

 

岡白の問題について

○大問1
唾液の消化実験
・大根に含まれるアミラーゼとさつまいもに含まれるアミラーゼのはたらきの比較は
文章を読み込まないと正解にはたどりつきにくい。
○大問2
メダカの成長、飼い方、習性、プランクトン
・メダカのおすめすの見分け、飼い方、受精後の成長は基本問題
・プランクトンの大きさは知識を必要とするが、ミジンコが最も大きいことが分かっていれば正解を選択できる
・問6のメダカの習性については、メダカが目で自分の居場所を確認していることを覚えていることが重要である。
○大問3
水溶液の分類、二酸化炭素の発生
・水溶液の分類の頻出問題である。実験1~4の結果を読めばすぐに分類できる。
・ろ過の実験器具の描き込みは例年通り
・石灰石と塩酸による二酸化炭素の発生実験は文章から情報をピックアップし
限界量を比率で求める必要がある
○大問4
物体の燃焼
・「割り箸が燃えると、二酸化炭素を出す。スチールウールは酸素と結びつくだけ。」ということを
理解していれば記述も選択も完答できる。
・スチールウールの燃焼と重さの増加の「比」に関する計算問題は、複雑ではないが、岡山白陵では頻出レベル。
○大問5
月の満ち欠け
・月の「海」は玄武岩の黒色である。クレーターが集まるところは高地である。取り違えると反対の選択肢を選んでしまう。
・月から見た地球の満ち欠けは、ファイナルチェックを徹底的に作図まで覚えていると、完答できる。
○大問6
音の性質、電流と電磁石
・検流計のつなぎ方は、基本だが頻出である。
・スピーカーは振動しないと音を発しないことに注意する
・電磁石の極の求め方は、右手の法則を使う。
○大問7
てこ
・てこの分野としては標準レベル
・類題が過去にも出題されている。過去問対策をしていれば、解き方で迷うことはないだろう。
丁寧な重心の計算が求められる。

63問

一問あたりにかけられる時間はそれほど多くない、解ける問題とじっくり読み込む問題の見切りが重要。
前年で出題されなかった電磁石の分野が出題されていた、てこの問題は前年より容易になっている。
豆電球の回路は昨年と今年2年続けて出題されていない。

 

by edison